毎日のように離婚の相談がありますが、離婚したいと思った時の原因で多いのは、趣味や生活習慣、考えが合わないといった性格の不一致やしつこく嫌味を言ったり、生活費を渡さない、束縛するなどのモラハラや暴力や暴言のDV、不倫、浮気による不貞行為やセックスレスによる性的不満 、家事や育児を手伝わないといった不満などがあげられますが、長年連れ添ってきた夫婦がいまさら性格の不一致やモラハラ、DV、性的不満などに我慢が出来なくなって熟年離婚するという夫婦もいます。
熟年離婚は、特に奥様からの相談がほとんどでご主人からの相談はありません、相談に来た奥様に話しを聞くと長年の積み重ねによって不満が溜まり、ふとしたきっかけで限界をむかえてどうしても一緒に居たくない、今後こんな人と暮らせないと思うようになるそうです、では、いつから離婚したいと思ったのですか？と聞くと驚くことに結婚当初からと答える人もいて、何十年も前の事をよく覚えており子供の授業参観や運動会に一回も来なかった、思春期に子供が暴れて家庭内暴力になっても何も言わずに仕事が忙しいから、接待があると言って全く助けてくれなかった、その様な時に「お前はいいよな暇があって」などのふとした言葉がかなり積み重なっていくようです。
特に昔気質で仕事ばかりに力を注ぎ全く家庭をかえりみない男性がこのような失敗を犯すようで、奥様に全て任せて、子供が問題をおかしたり、言う事を聞かないとお前が悪いと言って一方的に非難されることに納得がいかずにそれも我慢して長年暮らして来たそうです。
そして、子供も成人して独立したり結婚して実家から離れて行くことによって夫婦2人の生活になり、夫といる時間が長くなって今まで気にならなかった事や夫の癖まで嫌になり、些細な喧嘩をするたびに離婚を考え、離婚した後の生活設計を考えるようになります、預貯金は幾らあるのか？家を売ったら幾らになるのか？年金は幾ら貰えるのかなど財産分与や老後の生活費を計算するうちにどんどん離婚後のイメージが湧き、ふとしたタイミングで実行に移すことになります。
ただ、夫が簡単に離婚に応じてくれれば良いですが、財産分与を払いたくないと言って離婚に応じない事も多い様です。
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