実子の連れ去り問題が深刻化しています、普段から子供の教育方針や生活習慣や性格が合わない夫婦の喧嘩や言い争いが絶えず、一緒に生活したくないと思うようになり、計画的に子供と一緒に家を出て生活しようと計画する方もいます、いわゆる子供の連れ去りですが、最近増えている理由としてあげられるのが、インターネットやSNSの普及によって今までは知らなかった知識を得て、自分の都合の良いように利用する方が増えたと思います、そこには相手や子供の事を考えるといったものは無く、自分が気に入らないからそうするといった身勝手なものです。
特に、別居してても婚姻費用分担金が貰える事を知った女性が、生活費を貰えるなら一緒に居たくない夫と生活しないで別々に暮らした方が良いと思う方も多く、わざと喧嘩をふっかけて警察を呼び、自分が有利な立場に立ってから子供を連れて出て行き、直ぐに婚姻費用分担金の請求をしてきます。
また、場合によっては離婚になっても養育費は貰えるし、財産分与である程度のお金は貰えるから今の生活をムリして続けるよりは良いと思う方もいます。
酷いケースでは、自分が浮気をして夫が邪魔になったから別居したいというものです、この場合、浮気がバレれば自分が不利になるので用意周到に計画を練って夫から反撃できないように陥れる場合もあります。
子供を連れ去られたのであれば連れ戻せば良いと思う方も多いと思いますが、面会交流の時に長男を連れ帰った父親に対して刑事事件としての有罪判決が出た事例もあります、民事での争いであれば良いですが、刑事事件で刑が確定すると社会的にも問題になり、仕事を失う可能性も出てきますので、安易に連れ戻しは出来ないというのもあると思います、連れ去りは良くて、連れ戻しはダメだという裁判所の判断も不思議に思いますが、判例が有ると弁護士も簡単には連れ戻しして良いとは言えないでしょう。
連れ去られた親にとって一番つらいのは子供と面会もさせてもらえないといった場合です、自分は連れ去っておいて、面会した時に連れ戻されるかも知れないから面会させられないという事を言ってくることもあるそうです、そのためわざわざ弁護士や第三者機関を使って面会させる様になりますが、毎回そんなことをしなければいけないということ自体おかしな話しです。
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