配偶者に浮気をされたが、離婚をしない選択をする場合

夫婦間で浮気が発覚した場合、多くの人は離婚を選択しがちですが、状況によっては離婚せずに関係を立て直すことも選択肢の一つとなります。

例えば、Aさんは長年連れ添ってきた夫Bさんの浮気を知り、激しい怒りと失望感に襲われていました。しかし、子供たちのことを考え、家族を守りたいという思いから、離婚ではなく関係修復に取り組むことにしました。

Aさんは、まずBさんの浮気の経緯や心情を丁寧に聞き出しました。Bさんは当初、浮気を否定していましたが、Aさんの冷静な対応に徐々に心を開いていきました。

そして2人で話し合いを重ね、Bさんの浮気の原因が夫婦関係の疎遠さにあることを認識しました。Aさんは自分にも夫婦関係の維持に責任があると気づき、Bさんとともに改善に取り組むことにしたのです。

Aさん夫婦は、カウンセリングを受けながら、コミュニケーションの改善や信頼関係の再構築に努めました。また、Bさんの浮気相手との絶縁や、Aさんの許容範囲での行動の変容も求めました。

この取り組みにより、Aさん夫婦は徐々に関係性を取り戻していきました。確かに、Bさんの浮気という痛手は癒えずに残りましたが、Aさんはそれを乗り越えることができたのです。

このように、夫婦が真剣に向き合い、相互理解を深めながら関係修復に取り組むことで、浮気の問題を乗り越えられる可能性があります。

しかしこれにはまず、当事者双方の強い意欲が不可欠です。浮気された側は深い傷つきを癒す努力が、浮気した側は自らの非行を反省し改心する意欲が、なければ修復は困難でしょう。

また、浮気の内容や相手の存在、それまでの夫婦関係の状況など、個別の事情を丁寧に見極める必要があります。深刻な DV被害や、家庭環境が極端に悪化している場合などは、関係修復ではなく離婚が賢明な選択肢となることもあります。

別の話で相手が浮気をして、離婚を切り出していた状態だった場合は、浮気相手と再婚を考えていることが多いため、浮気の証拠をもとに、あえて離婚をせず、慰謝料請求を浮気相手へするケースもございます。(有責配偶者からの離婚は認められません)ご自身が離婚を望んでいる場合はタイミングなどが計れます。ただ注意点として別居した場合は別居期間など注意が必要です。

Cさんの事例

Cさんは、夫のDさんの浮気を確信したものの、子供 2人の養育と生活面での依存があり、単純に離婚することができませんでした。

そこでCさんは、まずDさんに浮気の事実を追及し、反省と改心を促しました。Dさんは最初は否定していましたが、Cさんの毅然とした態度に押され、浮気を認めざるを得なくなりました。

その上でCさんは、Dさんに対して厳しい条件を提示しました。具体的には、浮気相手との絶縁、家事や育児への積極的な参加、カウンセリングへの参加などです。Dさんはこれらの条件を受け入れざるを得ませんでした。

Cさんはこの取り組みと並行して、自分の生活設計の見直しにも着手しました。親族や専門家に相談しながら、離婚しなくても自立できる方法を検討したのです。

この粘り強い取り組みの結果、Cさん夫婦は徐々に関係性を取り戻していきました。Dさんの浮気は完全には許されなかったものの、Cさんは子供のためにも、この関係を維持することが最善だと判断したのです。

このように、離婚以外の選択肢として関係修復を図る場合、当事者双方の強い意欲と、当センターの専門相談員の助言を得ながら、段階的・体系的なアプローチを実践することが重要です。

同時に、自らの生活設計の検討や、子の最善の利益の確保にも留意しなければなりません。

ただし、すべての事例において関係修復が可能なわけではありません。DV被害や、夫婦関係が極端に悪化している場合などは、やはり離婚を選択せざるを得ないでしょう。

そのため、個別の事情を丁寧に見極め、柔軟な対応が必要不可欠です。

夫婦の問題は個々たくさんの事例があり、状況は様々です。状況に応じたサポート、相談者様の希望される解決に沿ってアドバイスをさせて戴きます。

お困りの場合は、NPO法人無料相談センター03-5823-4670へご相談ください。

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