競売後の残債務を考える
相談事例を基に検証しました!
Aさん73歳は20年前に住宅ローンや消費者金融、カードローンの支払いに行き詰まり家を競売にかけられました。 その時の住宅ローンは2500万円残っていて競売によって2000万円で売却され残金が500万円残りました。
住宅ローンを借入れしていた信用金庫と話し合いの結果、収入もほとんど無く支払いは出来ないと言ったので すが0円は困るので月々5000円の支払いで良いというので支払う事に合意しました。
その他の消費者金融やカードローン会社にも今の状況を伝え借入れ先5社合計300万円に対しそれぞれ月々2000 円づつ払う事になりました。
住宅ローンを払い続けた結果
その後、苦しいながらも約束の金額を払ってきていたのですが、2年前に体調を崩し治療代がかさんで支払いが 出来ない時期があり、各債権者から督促を受け恐喝まがいの事を言われたのをきっかけに納得できず支払いを一切止めました。
ところが最近になって担当者が変わった、このままだと訴訟を起こすなどというのでどうしたら良いか?困っているとの事でした。
競売後に今まで支払った総額を計算すると
その他債権者=月2,000円×5社=月10,000円 10,000×12=年120,000円
120,000円×18年2,160,000円
1,080,000円+2,160,000円=3,240,000円となります
競売後、合計800万円の債務に対し18年間利息にも満たない金額を払い続けた結果、合計で300万円以上払っていた事になります。 その上体調を崩し支払いを続ける事が困難になっても請求が止まないのです。
最初からこうなる事が解っていれば債務整理、個人民事再生、破産いずれかの選択をするべきだったのではないかと思います。
現段階で破産を勧めるにしても費用がかかる事なので簡単には決断できませんし、住宅ローン債務には保証人として妻の名義が 入っているので1人だけ破産する訳にもいかないのです。
最初の段階で夫婦2人で破産していれば、その後払った金額の1/5以下の金額で楽になれたと思うと残念です。18年間苦労して支 払ってきた意味はあったのでしょうか。
競売になっても住宅ローンは残ります、もちろんその他の債務も残りますので競売になったから終わりと安易に考えるのはやめて 解らない事はご相談ください。
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