役所からの案内で相続に気づく

静岡県のAさん42歳男性
Aさんの両親はずいぶん昔に離婚し、弟BさんとAさんは父方に引き取られました、その後、お母さんは再婚し子供(Cさん)も一人いるそうでしたが詳しくは知りませんでした。
4年ほど前にお母さんが亡くなったのですが、再婚相手とも離婚していました、葬儀等は再婚相手との子供のCさんが全て仕切っており、相続財産が有るのかも何もわからない状態でしたが、通常であれば相続人はA・B・Cの3人の筈なのですが、何も言われないのでそのままにしていました。
数年後、横浜市役所の資産税課から、相続人代表者指定届けをしてほしいというような内容の書類が届き、何の事かと役所に問い合わせをしたところ、亡くなった母の兄が1年ほど前に亡くなっており、妻も子供もいないので、唯一の肉親で兄弟の母が相続人に当たり、すでに亡くなっているのでその子供たちが相続人になるので連絡してきたそうです。
そして、相続財産として叔父が住んでいた家があり、毎年かかる固定資産税が未納になっていることと、固定資産税の請求先を決めてほしいという事でした。
急な話しで驚きましたが、Cは叔父の近くに住んでおり、交流もあったので亡くなった事を知っていた筈で、以前聞いた話では株や預貯金などの財産が少なからずある筈です。
母の時も相続財産が有っても言ってこないところを見ると何かしら画策して、相続財産を自分だけの物にしようとしているのではないかと思いました。
そこで、何をどうすれば良いかと相談したところ、不動産に関しては謄本を取ればどのような状況かわかるとのことでしたので、法務局に行き、土地、建物の登記簿謄本を取得し確認すると、住宅ローン等の不動産を担保にした借り入れは返済済で、所有者も叔父一人になっていました、また、戸籍を調べても相続人はA・B・Cの3人のみでしたので法定相続は1/3ずつになることが解りました。
問題は、預貯金や株です、弁護士の先生に委任すればすぐに分かるものかと思っていましたが、簡単にはいかないそうで、使っていた銀行の支店や証券会社が解らないと取引履歴の請求先が決まらないらしく、どこに開示請求するかは自分で決めてくださいと言われ何軒もやるとそれだけ費用もかかるので、家や職場の近くの金融機関や証券会社を絞って自分で請求した方が良いと言われました。
相続人として幾つかの金融機関等と証券会社に履歴の開示請求をしたところ、ほとんどが該当なしという回答でしたが、2行の金融機関から開示があり相続財産も判明しました。
そこで、A・B連名でCに対し遺産分割協議を申し入れ、不動産は売却して分けることになり、ある程度納得する形で相続することが出来ました。