相続問題の相談を受けるなかでかなり不可解な事案も有ります、普通だったら考えにくい様な事が起こるのは異常な欲のせいだと思われます、常識的な解釈をしていては解決がつかないので状況に合わせて対応しないといけません。

相続財産をより多く相続したいのに

相続問題で揉める要因は、他の相続人よりいかに多く相続財産を取得出来るかと言う部分で、法定相続どうりに分ければ何も問題無いのに法定相続以上に財産を取ろうとするから揉めてしまうのです、しかし、その様な欲張りな相手が思ったよりも低く請求してくることも有ります。

Aさん 55歳男性の場合

Aさんのお母さんは既に亡くなっており、約10ヶ月前にお父さんが亡くなり相続が発生しました、相続人の兄とは元々そんなに仲が良くは有りませんでしたが、今回の件でさらに不仲になってしまいました、というのも相続財産の三分の二を兄が相続すると言い出したのです、自分の子供が亡き父の養子に入っているからその分を含めて兄が三分の二、Aさんは三分の一で分けると言うのです、そんな話しは聞いていないから応じれないとAさんは放置していました、その後も何度か連絡があり、以前言ったように分けるから協議書にサインするようにとしつこいのです、それでも無視していたところ、先日兄の代理人を名乗る弁護士から通知書が届き、財産の五分の三を兄、五分の二をAさんに分割する内容で、遺産分割協議書にサインするように、早くしないと相続税の納付期限が来てしまい貴殿にとって不利益となると言うのです、以前より割合を減らしてきたのには驚いたのですが、それを見て養子の話しは嘘だったのだなと思いました、確かに相続税の納期は気にしてはいたのですが法定相続通りでは無いのが納得出来ず、弁護士に相談することにしました、相手が提示してきた協議書を見て2人兄弟なのに二分の一では無いのはおかしい、養子に入っている人がいるならなぜ協議書に出て来ないのか? という話になり、いずれにしても除籍全部事項証明書や改製原戸籍謄本を取得してもらった上で実際に養子が居ない事を確かめてから着手することとなりました。

数日後、戸籍等が取得できましたと連絡があり、驚きました、兄が言っていたように兄の子供が養子に入っていたのです、それなのになぜ請求の割合を下げてきたのかを後で親戚に聞き知ったのですが、養子になっている子供に家の権利(持分)を与えてしまうと自分が家を売りたいときに同意してくれなくて売れなくなる可能性が有るから子供には財産を分けたく無いと漏らしていたそうです、弟すら敵にまわし、子供も信用できないけど財産は欲しいという考えのようです。

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