相続に関する相談を受けているとお墓の問題も出てきます、実家から出た兄弟との間でお墓をどうするかでトラブル、争いになることもあります。

横浜市に住むAさん(41歳、女性)は夫、子供と共に実家の母と一緒に暮らしていました、兄妹は実家から出ている兄のBさん(43才)のみの2人兄妹でした。
数か月前に母が亡くなり、葬儀や相続の事を話し合う場があり、葬儀はお互い納得いく形で済ませたのですが、Aさんが税金等の兼ね合いもあるから早く遺産分割協議をしようとBさんに話しをしたのですが、遺言書が有る筈だと言い出し話し合いに応じないのです。
また、母が生きている頃にBさんに対して実家のお墓に入る気が有るか?聞いたところ入る気は無いとのことだったので、母とAさんで墓じまいをしたのです、母も残った子供や孫にお墓の面倒を見てもらうのが負担と考え、Aさんも散骨や永代供養で良いと考えていたため墓はいらないと思っていたのです、しかし、いざ母が亡くなった途端Bさんは私の承諾なく勝手に墓じまいをした、信用できないと言い出したのです、さらには遺言書も隠しているのではないかと実家に粗探しに来て、貴金属や書類関係一切を全て持って行ってしまったのです。
Aさんは葬儀や最低限必要な物については手を付けていましたが、それ以外の遺品には遺産分割協議がまとまるまでは手を付けないようにしていたのです、その後、Bさんからは何も言ってくることも無く遺言があったのか無かったのかさえわからない状態です。
もし遺言が有ってもBさんにとって都合が悪い様な内容であれば破棄されてしまう可能性もあり、逆に自分にとって都合の良い内容であれば直ぐに言ってくるはずです。
このように遺品や遺言を探す際に、その前の状態を写真等に納めておかないと、後になって物が無くなったと言っても持って行った当人が知らないと言ってしらばっくれる可能性もあります、例えばタンス貯金500万円が有ったとして、その500万円を持って行かれた場合、証拠写真が無ければ相続財産、遺品としてそこに500万円が有った事を証明できないのです、調停や裁判では自分の権利を請求する者が立証責任を負うので、そこに500万円有ったじゃないかと主張した人が証拠を出さないといけないのです、逆にお金を持って行った側はそんなの見たことも無いと言ってとぼければそれで通ってしまうのです、それだけにこのような場合は全て写真に撮って残しておく必要が有ると思います。
また、今回はお墓が原因の一つですが、兄弟の意思疎通が取れないことによって相続トラブルは起こりやすいです、一度関係が崩れてしまうと修復するのは大変です。
このように相続、遺産分割のトラブル、相談は無料相談センターへご連絡ください。

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