浮気、不倫、不貞行為、離婚の相談を受けていると、その時代時代で特徴があるのが解ります、ひとむかし前までは考えにくかった出会いの方法や浮気の現場、浮気の理由等があります。
最近で言えば、出会い系アプリや婚活サイトを使って浮気相手と出会う事という話しも良く聞きます、この場合浮気をした配偶者が出会い系青売りや婚活サイトで知り合った異性に対して自分は独身で結婚していないという話しをしている可能性が有るので、浮気相手に対する慰謝料請求が出来ません、それどころか浮気相手からすれば独身だと騙されていたと配偶者に対して何かしらの訴えを起されてもおかしくありません、このように携帯電話が無い時代で有れば考えにくかった様な事態も起こって来ます。
今の例は通信機器の発展によりデジタル的な事例ですが、ブームによってはアナログなケースも起こります、先日、相談に来られたAさんは初めて聞くようなケースでした。
Aさん42歳男性は婚姻20年になる妻がいますが、数年前から喧嘩が絶えなく家庭内別居の様な状態でした、妻は病院勤務で泊まりの仕事も有るので夜出かけたりすることも今までは何とも思わなかったらしいのですが、休日にも朝早くから外出するようになり、何か浮かれている様な感じでおかしいなと思う様になりました。
奥さんの行動を良く観察するようになって気付いた事があります、派手な洋服を着たりはしませんが新しい洋服や靴が増えているのです、また、朝早く出た日には泊まって次の日に帰って来る事が増えました、今までの仕事でその様な事は無かったので問い詰めてもはぐらからされるので、このままにしておくわけには行かないと思い調査会社に依頼して浮気調査を頼んだのです。
そうすると直ぐに調査報告があり、話しを聞いて驚きました、奥さんは知らない男性と休みの日にキャンプ場に行きテントに男性と2人で泊まっていたというのです。
しかし、調査会社の人は少し微妙ですねというのです、テントの中で別々に寝ていたし単純にキャンプを楽しんでいただけで不貞行為は無いと言われてしまう可能性が有るとのことです、万が一、相手がこのように不貞行為を認めなかった時に裁判所がどの様に判断するかという事です、単純にラブホテルに2人で入って行ったとなれば不貞行為の立証は簡単なのですが、キャンプ場のテントとなると簡単では無いかもしれないとの事でした、しかし、何度かの調査を重ね何度も繰り返し2人でテントに泊まっていたりそれ以外の宿泊施設への出入りも確認できたので不貞行為は確実になりましたが、それが無ければそうなっていたのかという事です。
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