Aさん(45歳、女性)は20年前に結婚しました、結婚してすぐに住宅ローンを組んで家を購入しました、その際、土地と建物の登記を夫2/3、Aさん1/3にし支払いもそれぞれの割合でしてきました。

夫は潔癖症で結婚当初から気にはなっていたのですが、それがどんどんエスカレートしいき5年位前から耐えられなくなりました、その事を夫へ話しては喧嘩になるので、子供もいなかった事もあり2年くらい前からは離婚したいと訴えていました。

潔癖症

しかし、それは聞き入れてもらえず、潔癖な部分の改善も無いので耐えかねていたところ、パート先の同僚男性に悩みを聞いてもらうようになりました。

最初は仕事場で空いた時間に相談に乗ってもらっていたのですが、そのうち帰宅する際の車の中やファミレスなどで話しを聞いてもらう様な事もありましたが、一切恋愛感情も肉体関係も無く浮気などはしていませんでしたが、ある日突然その日はやってきました。

夫がすごい剣幕で話しがあるというので、またどこどこが汚いなどの潔癖の話しかと思っていたのですが話しを聞いて頭が真っ白になりました。

夫はAさんの行動がおかしい、浮気でもしているのではと思い探偵を雇ったらしいのです、その探偵の調査により、勤務先の男と浮気をしている疑いがあると調査結果が出たというのです。 その証拠に車に2人で居る写真やファミレスにいる写真を見せられました。

何もやましい事も無かったのでありのままを話し、相談に乗ってもらっていただけと訴えましたが一切聞き入れてもらえません、浮気相手の男の素性も調べてあるから2人に対して慰謝料350万円請求するというのです。

また、Aさんには家から出ていく事、その上で残った住宅ローンのAさんの持ち分に対する支払いは今後もするようにと一方的に言われてしまったのです。

理不尽な請求を受け入れる

夫激怒

自分のせいで善意で相談に乗ってもらっていた同僚にも迷惑がかかってしまい申し訳なく、浮気をしてもいないのに慰謝料請求や、住みもしない家の住宅ローンの請求をされた事にどう対応して良いか解らないのですが、離婚に応じてくれるならとも思ってしまうようです。

ずっと離婚したいと思っていたので浮気をしていなくても、理不尽な請求でも楽になれるならと、かなりの負担になっても支払う事を考えてしまいがちなのでしょう。 しかし、それは早まった選択になります。

まず、浮気をしていないのならしていないで争うべきですし、自分が居住しない家の住宅ローンも払う必要が無いのです。 確かに夫が支払いをしなければ自分にも降りかかってくるかもしれませんが、その時は売却して精算すれば良いのです、支払いをしなくて困るのは住んでいる方なのです。

まとめ

総合的に考えても家を出て賃貸等に住んだ上で、ゆっくり考えるべきだと思います。また、自分にやましい気が無くとも今回の様に浮気の疑いをかけられて争い、負けるような事があれば慰謝料請求の対象にもなるので勘違いされるような行動は控えた方が良いでしょう。

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